人間の勝手
本当に人間の勝手な都合だと分かっている
年末に元カノから
「イブが死にそう!」だと
連絡をもらってからもう2ヶ月半が過ぎた
その間
「めでたく復縁しましたー!」
みたいなことは一切なく
イブのことで協力するという形で
僕と元カノの不思議な交流がしばらく続いていた
が、
やはり何かぎこちない
というか
付き合っているわけでもないのに
イブのことを口実にして
あまり僕が彼女宅を出入りするのも
どうか、と
僕だけの一方的な本音を言えば
「人生の最期は彼女に隣にいて欲しい」
そう思っているが、
それはまだ「今」ではないのだ
お互いの状況からして
今のベストな状態は
「忘れない程度の距離感」
かな、
多分
そんな感じ
まあ、それはそれとして
イブに会えなくなる
という別の問題が・・・
僕のわがままを
無理を承知で元カノに聞いてみた
イブを預からせて欲しい、と
返事は
「NO」
だった
デスよね・・・
何日か後
親権(親犬)は元カノのまま
期限はわからないが、しばらく僕が預かりたい
もう一度頼んでみた
イブにとってどうすることが一番良いのか
そんなの環境を変えないことが良いに決まっている
元カノも考える
僕も何度も考える
最終的に出した答えは
僕が預かることになった
(言い方が違うな)
預からせてもらえることになった
のだ
3月17日
しばらくの間、僕が責任を持って世話をする
ということで
この日、イブを連れて僕は自宅に帰った
イブにしてみれば何のことやら
良いも悪いもなく
一方的に連れて行かれて
自分が言い出した事なのに
全く可愛そうとしか言いようがない
ホントに人間って勝手だ
自分の都合が最優先
でもそういうところをひっくり返す気持ちで
イブと共同生活をするよ!
今まで元カノに任せっきりにしていたから
今度は僕がやれることをやるつもり
イブへ
君に言葉が通じるとしたら
この言葉を贈ります
「母ちゃんに全く会えないわけじゃないけど
今日からは父ちゃん(僕)頑張るからよろしく頼む!」
(2024年2月12日 母ちゃんの膝の上で日なたぼっこ・嬉しそうな顔のイブ)